こんにちは、院長です。
今日は、4月1日にかむら整形外科として診療を開始し、ちょうど半年が過ぎました。
ミーティングを行い、この半年を振り返り、今後への課題や目標などをスタッフみんなで共有しました。
また、すべては患者様のために、何事も患者様ファーストという理念を再度確認しあいました。
まだ半年経っただけですが、大きな問題なく始められたのはスタッフみんなの頑張りによるものですので、感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも、病気やケガで困っている患者様に全力で診療を行っていきたいと思います!
「sitting is killing you(座っていることがあなたを殺す)」
なかなか衝撃的な言葉ですが、お聞きになったことはありますか?
生活の中で座っている時間が長いと、様々な病気を起こしたり寿命に関わる、ということから生まれた言葉です。下のグラフのように、日本人は世界で見ても座っている時間が長いことがわかっています。
座りすぎがもたらす可能性のある体への悪影響として、
1.血行不良と筋力低下
2.メタボのリスク増加
3.心臓病のリスク増加
4.糖尿病のリスク増加
5.精神的健康への影響
6.がん発生のリスク増加
7.寿命の短縮
が挙げられます。
以下、WHOより推奨されている運動の目安です
(WHO身体活動・座位行動ガイドラインより抜粋)
WHOのガイドラインでも、座位行動の時間短縮がすすめられています。
しかし、これらの運動を実際に行うとなるとなかなか大変です。とくに、ヒザや腰など体に痛みがあると動くことが難しくなり、ますます筋力が衰え運動することができなくなるという悪循環におちいってしまいます。
推奨されている運動まではできなくても、少しでも動こうとする意識が重要です。
ご自分で体を動かすことが難しければ、理学療法士の指導の下運動を行うことが可能ですので、気になられたら受診していただければと思います。
院長
院長です。
今回は、関節が腫れを起こす疾患の第3弾です。
関節が腫れた際に考えられる疾患は、私の専門分野でもあります「関節リウマチ」です。
上の写真では左手中指の第2関節が腫れており、わかりにくいですが親指も腫れています。
レントゲンで、骨や関節の変化があればリウマチと確定します。ちなみに、レントゲンで関節近くの骨が黒く抜けているように見える部分を、「骨びらん」といいます。
初期の段階ではレントゲンで変化がないこともあり、ほかに血液検査や超音波検査を行って総合的に診断いたします。なお、血液検査での「リウマチ因子、抗CCP抗体」は、リウマチであっても陰性のことがありますので、これだけでは診断できません。
参考として、当院のホームページ上と日本リウマチ学会のホームページに一般の方向けの説明が掲載されておりますのでご参照ください
https://www.ryumachi-jp.com/general/collagen-diseases/
また、この度Medical Noteという病気や病院を紹介しているサイトに、私へのリウマチに関するインタビュー記事が掲載されましたのでこちらも併せてご参照いただければと思います。https://medicalnote.jp/contents/240820-002-PY
関節リウマチと診断にいたりましたら、薬物療法を行います。治療を行う際は、病気の勢いを抑えることと、副作用の監視を平行して行っていくことが重要です。
気になることやご不安なことがございましたら、いつでもご相談ください。
院長