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薬の勉強会① リウマチ

5月15日

 

関節リウマチに対するお薬のひとつである、「オゾラリズマブ」についての勉強会を行いました。

 

薬の構造や、臨床試験の結果などを解説してもらい、理解を深めました(結構難しい内容でしたねー(^^;))

オゾラリズマブは、いわゆる生物学的製剤といわれる薬のひとつで、その中では現在最も新しいものです。4週間に1度の皮下注射を行います。

分子生物学の技術を駆使して作られており、科学の進歩を実感します。

リウマチに対する効果も実証されており、困っておられる患者様にとっては福音となる薬と思われます。

 

関節リウマチに対する薬はたくさんあり、患者様一人一人にどの薬が合うのか、徹底的に考えながら診療にあたっております。

お困りの方がおられましたら、ご相談ください。

2024年05月17日
キズの処置について

整形外科には、たくさんのケガをした患者様が来られます

ケガには大きく分けて、皮膚が損傷しその下が露出した状態の創と、皮膚の下で組織がいたんでいる傷があります。
つまり、何かで切ってしまったケガは「切創」、打ち身は「打撲傷」、と言います。
 
さて、ケガを治すのに最も効果的な治療法はなんでしょうか。
答えは、自然治癒力です。自分の体に備わっているキズを治す力こそが、最高の治療法なのです。
ですから治療方針としては、‘自然治癒を邪魔しない’ ということになります。
一昔前は、傷を清潔な生理食塩水で洗って、イソジンなどで消毒し、ガーゼを貼る、ということが一般的でした。
現在は、これらは不要、どころかむしろ自然治癒力を邪魔している行為だと考えられています。以下に理由を述べます。
 
キズを負ってしまった場合、最初にすべきことは水で洗うことです。目的は、異物(汚れ)や細菌をとにかく傷口から洗い流すことです。
洗う水は水道水で問題ありません。清潔に精製されている食塩水である必要はないことは、科学的に実証されています。とくに日本の水道水はとてもきれいなのです。
 
次に消毒ですが、濃度が薄ければまだいいのですが、通常の消毒液ではせっかくキズを治そうとしてくれている細胞を弱らせてしまう可能性があり、むしろ有害とまで言う人もいます。麻酔や縫合をするときに周囲の皮膚を消毒するのはよいのですが、傷口を消毒するのはよくないと考えられます。
 
次に、ガーゼについてです。まず、キズが治るのに必要なことは、湿潤環境(水分でうるおった環境)です。水分があるほうが、キズを治したり細菌を攻撃すしたりする細胞が動きやすくなるからです。キズから汁がでますが、あれは化膿してウミがでているわけではなく、血管からしみだしてきた水分であり、中にはキズを治すための様々な因子(サイトカイン、成長因子など)が入っています。もしガーゼを傷口の上に直接のせてしまうと、ガーゼが水分を吸収してしまい、湿潤環境が保てなくなり、キズを治すための細胞や因子が働けなくなってしまいます。
また、皮膚には普段からたくさんの細菌が住み着いており、ガーゼをかぶせたくらいでは細菌によって化膿することを防ぐことはできません。あくまで最初に傷口からどれだけ細菌を減らせたかがポイントです(やはり最初に洗い流すことが重要です)。
 
患者様は昔からのイメージで、消毒、ガーゼをされないと不安に感じられると思いますが、現代の医療の常識はこのように変化しています。
ただ、中には抗生物質が必要であったり、特別な処置が必要な場合もありますので、ある程度大きなケガをした場合は自己判断するのではなく、病院で診てもらうようにしてください。
 
かむら整形外科では、患者様1人1人に合わせた治療法をご提案できるよう心掛けております。ちょっとしたケガでも、ぜひご相談ください。
 
院長
2024年04月22日
リハビリの最新治療機器の使い方を勉強中!

こんにちは!

理学療法士の谷口です。

 

以前から通われている方はお気づきかとは思いますが・・・

 

牟田口整形外科から『かむら整形外科』へ変わるタイミングで、

リハビリ室の物理療法の機械を刷新しました!

 

かなり効果的な(お高い…)機械を入れています!!!

 

しかし・・・

使う私たちスタッフの知識や技術がないと、宝の持ち腐れになってしまいもったいない。

そんなことではダメだと、この度、私と理学療法士の加茂の2人で物理療法機器の使い方のレクチャーを受けに行きました。

 

今回、機械の使い方を教えてくれたのは、酒井メディカルの小池さん

↑小池さんの分かりやすい説明を、必死にメモを取りながらインプット中・・・

 

超音波治療器や持ち運びできるハイボルテージ治療器、最近トレンドの圧力波治療器ショックマスターの使い方や理論をみっちり教えていただきました。

↑ハイボルテージを体感中。実は大谷選手も同じのを持っています。

 

実際に体感することで、患者さんの気持ちになって受けることができたので、本当に良い機会になりました。

4月から来られている患者さんにどんどん活用していますが、すでに治療効果に納得の声が多く上がっています!

↑捻挫した直後でも使えるハイボルテージ。これは良い武器になりそう!

 

体の不調を感じている人がいましたら、ぜひかむら整形外科最先端治療機器をお試しください!

 

※物理療法治療機器の使用には、医師による診察・診断が必要です。場合によっては適応がなく使用できない場合もございます。気になられる方はお気軽にご相談ください。

 

かむら整形外科 リハビリテーション部

理学療法士 谷口 知

2024年04月15日
新年度スタート!

院長の嘉村です。

 

本日4月8日は学校で新年度が始まり、朝の通勤中に久しぶりに小学生~高校生が通学している姿が見られました。

また各学校で入学式も行われており、今回ご入学された方々はおめでとうございます。

新しい生活の始まりを、期待と不安が混じった気持ちで迎えられていることでしょう。

 

さて、もう少ししたら運動部の部活に入る方も多いと思います。

人によっては慣れない運動をしたり、大きな上級生を相手にすることになるので、ケガをしやすい時期でもあります。

ケガをしてしまったら痛みを我慢せず、先生に言って休むことが大切です。

自分もそうでしたので練習を休みづらいのはわかりますが、長引いてしまいかえって復帰が遅くなってしまう可能性もあるので、病院で診断を受けて主治医の指示に従うようにしてください。

 

かむら整形外科では、運動でのケガもしっかり診察し、理学療法士と一緒に復帰までのサポートをさせていただきます。

テーピングも可能ですので、ご相談ください。

 

みなさんの新しい生活が、実り多きものであることを願っております。

 

院長

 

2024年04月08日
かむら整形外科 開院

令和6年4月1日、かむら整形外科として診療を開始いたしました。

かむら整形外科のスタッフです

たくさんの開院祝いのお花をいただきました。みなさまから励まされていることを実感します。 リハビリの器械も一新しております。理学療法士による心をこめた運動療法を行わせていただきます。  

建物はさすがに古いですが、中身は新しく変身しております。

職員一同頑張ってまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

院長

2024年04月02日
牟田口先生からバトンタッチ

牟田口整形外科 最終日

令和6年3月30日をもちまして、牟田口啓介先生が35年(移転前を合わせると45年!)という長い間、牟田口整形外科で行ってこられた診療を終えられました。

ささやかながらお祝いの花束を贈呈させていただきました。

牟田口前院長と固い握手
頑張ってくださいと励ましのお言葉をいただきました。

看板も入れ替わり、名実ともにかむら整形外科へ生まれ変わりました

 

 

 

 

いよいよ開業を迎えて、長年牟田口先生が地域の皆様の健康を守ってこられたお仕事を引き継ぐ責任の重さを実感し、さらに身が引き締まる思いです。

病気やケガで困っておられる患者様から頼っていただける病院になるよう、職員一同頑張ってまいります。

 

院長

2024年03月31日