院長です。
手足の関節が腫れて痛いということで整形外科を受診される患者様は多くおられます。
ほとんどは突き指や捻挫など、ケガで関節が腫れることがありますが、中には何も原因がないのに起こることがあります。このような場合どんな疾患が考えられるか、何回かに分けて解説していきたいと思います。
腫れというのはいわゆる炎症が起こった状態です。赤みや熱をもつこともあります。
関節内に炎症を起こす疾患として一般的に多いのは、痛風と偽痛風(ぎつうふう)です。痛風は尿酸値が高いと尿酸の結晶が関節内にたまって炎症を起こします(痛風発作)。痛風発作が最も起こりやすいのは足の親指の付け根になりますが、ヒザなどにも生じます。
偽痛風はにせの痛風というとおり痛風発作と似た症状で、主に高齢者に起こり、こちらはピロリン酸カルシウムが関節内にたまって炎症を起こします。偽痛風はヒザ、肩、手首、足首などに生じます。
両者を区別する方法としては2つあり、1つはレントゲンで偽痛風は結晶が石灰化として白くうつりますが痛風はうつらないという違いを見ることです。もう1つは、関節にたまった液を採取することができれば、顕微鏡の検査で尿酸結晶とピロリン酸結晶のどちらがみられるかを確認する方法です。
治療ですが基本的には、どちらも時間が経てばいったん治まりますので、痛み止めなどでしのぎます。偽痛風の場合、大きな関節に起こることが多いのでステロイド剤を注射することで早めに良くなる場合がほとんどです。ただし、いったん治まってもいずれまた起こる可能性があり、それを防ぐ方法はわかっていません。
痛風の場合は、発作が治まったあとに薬を使って尿酸値を下げることが重要です。痛風は発作のみならず、腎臓などの臓器にも悪影響を及ぼしますのでしっかりと治療を受けていただきたいと思います。
以上、今回は痛風と偽痛風について説明いたしました。
また次に別の疾患について解説したいと思います。

危険な暑さが続きますね。
今や北海道でも熱中症警戒アラートが出るほど、日本各地で気温上昇の波が押し寄せています。
それでもお買い物や病院受診、ご家族の付き添いなどで外出が必要になることもありますよね。
今回は熱中症の原因や症状について、自分で簡単にチェックできるようにまとめました。
子供から大人まで幅広い年代で悩まされる熱中症について、ぜひ理解を深めて予防に努めましょう。
高い外気温やじめっとした多湿な環境の中で身体が対応できず、発熱やめまい・吐き気などさまざまな症状を引き起こされた状態が熱中症です。
身体の状態を整えるために働く内臓の機能は、およそ37℃前後の体温が最適。
しかし熱中症によって体内の熱が放散できず体温上昇が生じると、内臓機能が正常に働かなくなる危険性があります。
その結果、めまいや吐き気・発熱・倦怠感など様々な症状を引き起こすのが熱中症の特徴です。
熱中症はあらゆる要因が重なり発症するため、症状も人や程度によって様々です。
ここでは熱中症の原因や症状を詳しく説明します。
熱中症の主な原因は、以下の通りです。
| 環境要因 | 個体要因 | 行動要因 |
|---|---|---|
| ‣気温が高い ‣湿度が高い ‣風が弱い ‣日差しが強い ‣空調が無い部屋 ‣締め切った屋内 ‣急に暑くなった日 ![]() ![]() | ‣高齢者・幼児・肥満の人 ‣糖尿病・精神疾患を患っている人 ‣栄養が不足している状態 ‣元々の体調不良で脱水状態 ‣二日酔いや寝不足 ![]() ![]() | ‣激しい運動や慣れない運動 ‣長時間の屋外作業 ‣水分補給できない状況 ![]() ![]() |
環境・個体・行動の3つの要因の中で該当する項目が多いと、より熱中症を引き起こしやすくなります。
当てはまるものが多い人ほど注意が必要ですね!
熱中症の代表的な症状は、以下の通りです。
| 軽症 | 中等症 | 重症 |
|---|---|---|
| ‣めまい ‣立ちくらみ ‣汗が止まらない ‣手足がつる(こむら返り) ‣手足の痺れ | ‣頭痛 ‣吐き気 ‣倦怠感(だるい) ‣虚脱感(ぼーっとする) | ‣意識障害(呼びかけに応じない・おかしい反応など) ‣まっすぐ歩けない ‣けいれん ‣体が熱い |
これらの症状がいくつも重なって発症することは珍しくありません。
おかしいと思ったらすぐに医療機関に相談しましょう!
熱中症の中でも特に「重症」の症状が見られる場合は、迷わず救急車を呼びましょう。
特に「呼びかけに応じない」などの意識障害がある時は、迅速な対応が必要となります。
環境省が啓発している以下のチャートを使うと、落ち着いて対処できるのでぜひ活用してください。
熱中症になりやすい原因と症状について紹介しました。
熱中症について理解したうえで、熱中症にならないように準備することが大切です。
もしなってしまったとしても、ある程度の知識を持っていると落ち着いて対処できます。
次回は、熱中症になった時の対処方法やすぐに取り組める予防方法をお伝えします。
ぜひこの機会に熱中症の理解を深めて、夏を乗り切りましょう♪
こんにちは!
リハビリテーション部の谷口です。
暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
私たちかむら整形外科のスタッフ一同は、暑さにめげることなく元気に活動しています!!
話は変わりますが、4月の開院以来手付かずだった駐車場がいつの間にか雑草まみれに・・・

さすがに見栄えが悪いですよね。。
これではいけない!!と、ついに重い腰を上げて、先週末スタッフみんなで草取りをしました。

炎天下の中でしたが、
多くのスタッフが参加してくれたので、短時間でサクッと終わりました!
どうです?綺麗になったでしょ?!

やっぱり働く場所がきれいになると気持ちいいですよね♪
これからも患者さん・スタッフともに快適に過ごせるよう、院内環境を整えていきたいと思います。

「ここが汚れているよ!」
「草伸びてきてるね!」
など、気になることがありましたら遠慮なくスタッフにお申し付けください。
まだまだこれからが夏本番ですが、熱中症や脱水に気をつけて乗り切りましょう♪
リハビリテーション部 谷口
年に1度開催される、最も大きな整形外科の学会が「日本整形外科学会学術総会」です。
何千人という整形外科医が全国から参加するビッグイベントで、今年は5月23~26日に福岡、国際会議場、マリンメッセで開催されました。
今回が第97回目の開催となる、歴史のある学会です。
前回の福岡開催は15年前で、そのときは我々九州大学が主催でした。準備が大変だったのを覚えています。

晴天!暑かったです。

97回目の開催になります!

最も大きな会場。有名な骨粗しょう症の先生の講演をききました
この土・日曜日に参加し、勉強をしてきました。
とくに変形性膝関節症や骨粗しょう症といった、多くの患者様を治療させていただいている疾患については、常に最新の知識をとりいれるようにし、患者様のお役に立てればと考えています。
5月15日
関節リウマチに対するお薬のひとつである、「オゾラリズマブ」についての勉強会を行いました。

薬の構造や、臨床試験の結果などを解説してもらい、理解を深めました(結構難しい内容でしたねー(^^;))
オゾラリズマブは、いわゆる生物学的製剤といわれる薬のひとつで、その中では現在最も新しいものです。4週間に1度の皮下注射を行います。
分子生物学の技術を駆使して作られており、科学の進歩を実感します。
リウマチに対する効果も実証されており、困っておられる患者様にとっては福音となる薬と思われます。
関節リウマチに対する薬はたくさんあり、患者様一人一人にどの薬が合うのか、徹底的に考えながら診療にあたっております。
お困りの方がおられましたら、ご相談ください。
整形外科には、たくさんのケガをした患者様が来られます

こんにちは!
理学療法士の谷口です。
以前から通われている方はお気づきかとは思いますが・・・
牟田口整形外科から『かむら整形外科』へ変わるタイミングで、
リハビリ室の物理療法の機械を刷新しました!
かなり効果的な(お高い…)機械を入れています!!!
しかし・・・
使う私たちスタッフの知識や技術がないと、宝の持ち腐れになってしまいもったいない。
そんなことではダメだと、この度、私と理学療法士の加茂の2人で物理療法機器の使い方のレクチャーを受けに行きました。
今回、機械の使い方を教えてくれたのは、酒井メディカルの小池さん。

↑小池さんの分かりやすい説明を、必死にメモを取りながらインプット中・・・
超音波治療器や持ち運びできるハイボルテージ治療器、最近トレンドの圧力波治療器ショックマスターの使い方や理論をみっちり教えていただきました。

↑ハイボルテージを体感中。実は大谷選手も同じのを持っています。
実際に体感することで、患者さんの気持ちになって受けることができたので、本当に良い機会になりました。
4月から来られている患者さんにどんどん活用していますが、すでに治療効果に納得の声が多く上がっています!

↑捻挫した直後でも使えるハイボルテージ。これは良い武器になりそう!
体の不調を感じている人がいましたら、ぜひかむら整形外科の最先端治療機器をお試しください!
※物理療法治療機器の使用には、医師による診察・診断が必要です。場合によっては適応がなく使用できない場合もございます。気になられる方はお気軽にご相談ください。
かむら整形外科 リハビリテーション部
理学療法士 谷口 知
院長の嘉村です。
本日4月8日は学校で新年度が始まり、朝の通勤中に久しぶりに小学生~高校生が通学している姿が見られました。
また各学校で入学式も行われており、今回ご入学された方々はおめでとうございます。
新しい生活の始まりを、期待と不安が混じった気持ちで迎えられていることでしょう。
さて、もう少ししたら運動部の部活に入る方も多いと思います。
人によっては慣れない運動をしたり、大きな上級生を相手にすることになるので、ケガをしやすい時期でもあります。
ケガをしてしまったら痛みを我慢せず、先生に言って休むことが大切です。
自分もそうでしたので練習を休みづらいのはわかりますが、長引いてしまいかえって復帰が遅くなってしまう可能性もあるので、病院で診断を受けて主治医の指示に従うようにしてください。
かむら整形外科では、運動でのケガもしっかり診察し、理学療法士と一緒に復帰までのサポートをさせていただきます。
テーピングも可能ですので、ご相談ください。
みなさんの新しい生活が、実り多きものであることを願っております。
院長
令和6年4月1日、かむら整形外科として診療を開始いたしました。

かむら整形外科のスタッフです
たくさんの開院祝いのお花をいただきました。みなさまから励まされていることを実感します。
リハビリの器械も一新しております。理学療法士による心をこめた運動療法を行わせていただきます。
建物はさすがに古いですが、中身は新しく変身しております。
職員一同頑張ってまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
院長
牟田口整形外科 最終日
令和6年3月30日をもちまして、牟田口啓介先生が35年(移転前を合わせると45年!)という長い間、牟田口整形外科で行ってこられた診療を終えられました。
ささやかながらお祝いの花束を贈呈させていただきました。


牟田口前院長と固い握手
頑張ってくださいと励ましのお言葉をいただきました。
看板も入れ替わり、名実ともにかむら整形外科へ生まれ変わりました


いよいよ開業を迎えて、長年牟田口先生が地域の皆様の健康を守ってこられたお仕事を引き継ぐ責任の重さを実感し、さらに身が引き締まる思いです。
病気やケガで困っておられる患者様から頼っていただける病院になるよう、職員一同頑張ってまいります。
院長