野球肘〜全身の機能をチェック〜

こんにちは。理学療法士の谷口です。

今回は野球肘で来院した選手に行う、肘以外のチェックポイントについて紹介します。

『投球動作』で大切なことは、腕を強く振るだけではありません。

いかに効率良く全身を使ってボールに力を伝えていくか、というのが重要です。

これまでの研究でも、全身を上手に使って投げることで怪我のリスクを減らし、より高いパフォーマンスを発揮できることが分かっています。

逆に使い方が悪いと肘や肩に負担のかかる投げ方になってしまい、怪我のリスクやパフォーマンスの低下を招いてしまいます。

当院では、野球肘や野球肩により治療が必要な場合は、無理に投げさせずに投球休止の期間を設けることが多いです。

そこで、投球休止の期間に、肘や肩と同じくらい『全身機能の改善』に重点を置いてアプローチします。

今回は全身機能のチェックポイントの例をいくつか紹介させてもらいます。

自分でできるチェックポイントも多いので、ぜひ活用してみてください!

《全身のチェックポイントの例↓↓》

①片脚バランス

②股関節内転・外転筋力

③ランジ動作・片脚スクワット動作

④開脚

⑤股関節内旋・外旋

今回は股関節に重点を置いたチェックポイントを紹介しました。

投げる時の重心移動や回旋の力を伝えるために有効なポイントなので、ぜひ一緒に取り組んでみましょう!

2025年02月15日