「sitting is killing you(座っていることがあなたを殺す)」
なかなか衝撃的な言葉ですが、お聞きになったことはありますか?
生活の中で座っている時間が長いと、様々な病気を起こしたり寿命に関わる、ということから生まれた言葉です。下のグラフのように、日本人は世界で見ても座っている時間が長いことがわかっています。
座りすぎがもたらす可能性のある体への悪影響として、
1.血行不良と筋力低下
2.メタボのリスク増加
3.心臓病のリスク増加
4.糖尿病のリスク増加
5.精神的健康への影響
6.がん発生のリスク増加
7.寿命の短縮
が挙げられます。
以下、WHOより推奨されている運動の目安です
(WHO身体活動・座位行動ガイドラインより抜粋)
WHOのガイドラインでも、座位行動の時間短縮がすすめられています。
しかし、これらの運動を実際に行うとなるとなかなか大変です。とくに、ヒザや腰など体に痛みがあると動くことが難しくなり、ますます筋力が衰え運動することができなくなるという悪循環におちいってしまいます。
推奨されている運動まではできなくても、少しでも動こうとする意識が重要です。
ご自分で体を動かすことが難しければ、理学療法士の指導の下運動を行うことが可能ですので、気になられたら受診していただければと思います。
院長