院長です。
今回は、関節が腫れを起こす疾患の第3弾です。
関節が腫れた際に考えられる疾患は、私の専門分野でもあります「関節リウマチ」です。
上の写真では左手中指の第2関節が腫れており、わかりにくいですが親指も腫れています。
レントゲンで、骨や関節の変化があればリウマチと確定します。ちなみに、レントゲンで関節近くの骨が黒く抜けているように見える部分を、「骨びらん」といいます。
初期の段階ではレントゲンで変化がないこともあり、ほかに血液検査や超音波検査を行って総合的に診断いたします。なお、血液検査での「リウマチ因子、抗CCP抗体」は、リウマチであっても陰性のことがありますので、これだけでは診断できません。
参考として、当院のホームページ上と日本リウマチ学会のホームページに一般の方向けの説明が掲載されておりますのでご参照ください
https://www.ryumachi-jp.com/general/collagen-diseases/
また、この度Medical Noteという病気や病院を紹介しているサイトに、私へのリウマチに関するインタビュー記事が掲載されましたのでこちらも併せてご参照いただければと思います。https://medicalnote.jp/contents/240820-002-PY
関節リウマチと診断にいたりましたら、薬物療法を行います。治療を行う際は、病気の勢いを抑えることと、副作用の監視を平行して行っていくことが重要です。
気になることやご不安なことがございましたら、いつでもご相談ください。
院長